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高齢になっても 安心して暮らせる、“やさしい家”がつくりたい。『JUST&FIT』は、そこから始まった。 低価格の秘密へ戻る

Q .最近は低価格の家が多く販売されて、注目されていますが、
そういうニーズが高まっているという状況が背景にありましたか?

「当然こういうご時世ですので、高額なローンを組んでまで無理して買うのではなく、自分の生活スタイルにあった家を求められる方が増えています。マンションも戸建ても含めてそういうニーズが増えているのを肌で感じて、プロジェクトをスタートしました。
自分たちもそうなんですが、“モノ”に対する価値観が、豪華=ステイタス、というわかりやすい定規はなくなって、いかに自分らしさを楽しむか、そんなところにお金と時間を使うようになってきました。
大きな住宅ローンは重たい、一生縛られるのはいやだ、住宅ローンの支払いはある程度ここまで、と決めた上で、あとは趣味に、たとえば海外旅行に行ったりですとか、そういった“余白”にこそ価値観を求める時代になったと思います」

Q .従来の「宝の家」との根本的な違いは何処にありますか?

「価格はもちろんですけど、『宝の家』は基本的に自由設計なんです。それに対して『ジャスト&フィット』は規格住宅なんです。対比でいうと、それが一番わかりやすいですね」

Q .平屋で777万円、二階建てで999万円という価格が実現できたのは、
 家を規格化したことが大きいのでしょうか?

 「ええ、大きいです。自由設計というのは、お客様との打ち合わせの中で、ひとつひとつ材料、部材、間取り等をつくり込んでいくものですが、規格住宅にすることによって、時間と工期のムダを省けます。さらに、規格寸法で設計することに徹底的にこだわりましたから、材料の無駄をなくす事もできましたし、それが大きなコストダウンにつながりました。」

Q.777万円、999万円という価格に対するこだわりはありましたか?

「ありましたね。最初の頃、この企画をやることが決まった時点で、覚えやすさ、受け入れやすさ、親しみやすさなどを考えて777、999としました。価格に家を合わせる、という壁が設計チームの目の前に立ちはだかったわけです(笑)。四苦八苦して線を描いてテーブルに乗せると、この家事動線だと動きにくい、居間はもっと広めに、屋根形状がイメージと違う、などでボツになる、その繰り返しでした。たとえば家の寸法を50cm描き直すとしますね、そうするとまた最初からやり直しです。パズルのように数字や形だけ合わせればよいというわけではなく、デザイン、機能、価格、すべてのバランスを取る戦いになるんです。言うは易し、なんですけどね(笑)。品質を落とさず、いかに効率良くコストを軽減できるか、かつ、生活する上での機能性も譲らない、たいへん苦労しました。」

Q .デザインや品質面で特にこだわった部分は何ですか?

「規格住宅ですから、なるべくシンプルですっきりさせて、老若男女問わず、誰にでも使いやすい間取りにすることは意識しました。価格は変えないで、品質も落としたくないというのが大前提ですから、経済性を高めるために、もっと違う材質はないのか、海外直の仕入れルートはどうか、という研究ももちろん重ねました。目に見える部分ではなく、目に見えない部分でもいろんな研鑽をした上で出来上がった家だと自負しています。シンプル・イズ・ザ・ベスト。どういう風にも対応ができて融通がきく。時代と人にジャストフィットする家。それが実現できたと思っています。」

 

Q .平屋の「ジャスト&フィット77」を設計された際、「住む」だけではなくて、
 「使う」ということも視野に入れていたのでしょうか?

「JUST&FITは、そもそもこの平屋建てが発端で生まれたシリーズなんです。高齢になればなるほど大きなスペースが重たくなる、階段がつらかったり掃除が大変だったり。家の中の事故も多いですよね。これから加速する高齢化社会のなかで、“お金の心配も地震への不安もなく、安心して最期まで暮らせる家”、そんな家をつくってみたい。そんな想いから始まりました。ちいさくて、やさしい家、それをつくりたかった。ですから、最初から“使う”という観点があったのではなく、何十回も描き直してできあがった間取りは、シニアの方はもちろん、若年層の単身やカップル、茶道や華道、楽器練習などの趣味のお部屋として、また陶芸や料理などの教室としても使えたりと、いろんな使い方に対応できる家になった、開発チームとしてはそう捉えています。」

Q .エコに対してのこだわりは?

「基本的に、今の住まいに求められている省エネルギー、低燃費に対応する製品やシステムを採用しています。たとえば給湯器のエコジョーズ、複層ガラスのサッシ、節水型のトイレなどで購入時の費用だけでなく、住み始めてからがエコノミー、そこにも注力しました。オール電化や太陽光を標準装備することも考えましたが、やはり価格に響きます。現時点ではそれはオプション対応としました。ですが、今後の時代の流れを見据え、フル装備したJUST&FITの開発にも挑戦していくつもりです。」

Q .設計スタッフに女性が多いということをお聞きしたのですが、
 デザインを行うにあたって女性ならではの視点が反映されていますか?

「そうですね、リビングの広さにはある程度こだわりましたけど、その代わりにキッチンを狭くしようとは思わないで、今まで『宝の家』で採用していたキッチンと同じサイズにしたり、家事動線にはこだわりましたね。
収納スペースも女性目線で最大限の確保を実現しました。家自体は自由設計の『宝の家』と比べて小さくなっているところはありますけど、効率の良い導線を意識し水廻りの使い勝手は充分考えてあります。女性ならではの意見が反映されています」

Q .低価格住宅の需要が増えていく中で、お客様はインターネットをはじめ、いろんなものを見て善し悪しを判断すると思いますが、「ジャスト&フィット」ならではの、これはどこにも負けないという点は何でしょうか?

「規格住宅とはいえ、どんな土地形状にもジャストフィットするよう、バリエーションをたくさんご用意してますから、これはやっぱり大きな特徴になりますね。

それと、元々マンションをずっと供給していますから、管理面やアフターサービスといった部分は、マンションで培われたノウハウや実績があるんですね。戸建て住宅にもそのノウハウを生かして、ハードだけでなくソフト面でも安心して暮らせる家にしたい。戸建てであっても、入居後のアフターサービスや修繕計画ですとか、困ったときに有人で対応するテレフォンセンターなど、きめ細やかに対応するサービス体制は、他にはないと思います。

Q .これまで培われてきた、宝の家づくりの思想が「ジャスト&フィット」に結びついているわけですね? 「そうですね。大事に長く手を入れて、サポートをしながら、ソフトとハードの両面からバックアップする。
長い目で見れば、そうやって住まいを大切にしていくことがエコにつながっていくと思うんです。
ヨーロッパでは家に手を加え、直し、とても大事にするため、ヴィンテージとしての価値が下がらない。
ジャスト&フィット』は、あくまでもシンプルなスタイルにして、将来的なメンテナンスを充分視野にいれてつくりました。手を加えながら永く大切に暮らしてほしいな、と思います。」

ありがとうございました。

(2009.12)

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